太陽光発電投資をやってみた!体験談とリアルな収益を公開
太陽光発電投資に興味はあるものの、「本当に利益が出るのか」「初期費用に見合うのか」と不安を感じている方は多いのではないでしょうか。本記事では、茨城県で中古の太陽光発電所(49.5kW)を実際に購入・運用を行なった方の体験を紹介します。
初期費用や年間収益、維持費の実態を数値とともに分析し、やってみて分かったメリットや課題、成功のための具体的なポイントをデータとともに解説します。信頼できるリアルな情報ですので、ぜひ参考にしてください。
目次
太陽光発電投資をやってみた人の体験とリアルな声
太陽光発電投資をやってみた人の体験は、事実なだけに、これから太陽光発電投資を考える方にとって大変参考になります。初期投資の費用、年間の売電収益と維持費、太陽光発電投資をやってみた人が感じたメリットと思いもよらなかった課題を解説します。
初期費用はいくらかかるのか
中古の49.5kW太陽光発電所を購入した際の初期費用は、土地込みでおよそ1,000万円でした。内訳は設備費が約800万円、登記・接続・保険などの諸経費が約200万円です。
新設案件と比べて初期負担が少なく、ローンを利用しても年間の返済と売電収入のバランスが取りやすい点が魅力です。中古案件なら、すでに実績のある発電所を購入できるため、想定外のトラブルも少なく抑えられます。
年間の売電収益と維持費の実態
年間の平均発電量は約5.5万kWhで、FIT単価18円の場合の年間売電収入はおよそ100万円前後でした。O&M契約や除草費、保険料など維持費を年間12万円ほど計上しても、実質の手取り収益は約88万円となります。
利回りに換算すると約8.7%。不動産投資に比べて手間が少なく、天候や発電量のブレを考慮しても安定した収益が見込めるのが特徴です。
やってみて感じたメリットと想定外の課題
実際に運用してみて感じたのは、安定した収益と手間の少なさです。毎月の発電データを確認するだけで、特別な管理作業はほとんど不要でした。
一方で、想定外だったのは、春先や梅雨時期の発電量低下や、定期的な除草の手間です。とはいえ、年間を通じて大きなトラブルはなく、総合的には思った以上に安定している投資という印象でした。
特に中古案件は初期費用を抑えつつ、すぐに売電収入が得られる点が魅力です。
体験データで見る太陽光投資回収の現実
太陽光発電投資では、想定と現実に差が生じることがあります。表面利回りと実質利回りの違いや、投資回収までの期間、さらに中古案件での安定収益モデルを実際の体験データをもとに詳しく解説します。
表面利回りと実質利回りの違い
今回運用した発電所(49.5kW・FIT18円)の年間売電収入はおよそ100万円です。そこからO&M費・保険料・除草費など年間12万円を差し引いた実収益は約88万円でした。
初期費用1,000万円に対する表面利回りは約10%、維持費などを考慮した実質利回りは約8.7%と算出できます。
この数値は、安定型の投資としては高水準のように思います。特に中古案件は稼働実績があるため、予想外の発電ロスが少なく、利回りが大きくブレない点が強みといえます。
回収期間は何年?
このモデルでは、年間実収益88万円をもとに計算すると、およそ11〜12年で初期投資を回収できる見込みです。日射条件が良く、冬場でも安定して発電できる地域では10年未満での回収も十分可能です。
一方、FIT単価が低い新設案件では、回収まで15年以上かかるケースもあります。中古案件で残FIT期間が10年以上ある物件を選ぶことで、収益の見通しが立ちやすく、ローン返済計画も立てやすくなります。
中古案件での安定収益モデル
中古の太陽光発電設備は、すでに稼働実績があるため、過去の発電量や売電収入データを確認できる点が大きな魅力です。
また、稼働を始めた直後に起きるトラブルを避けられることも、中古物件の大きなメリットです。初期コストを抑えられるうえ、購入後すぐに売電を開始できるので、投資回収のスタートラインが早くなります。
ただし、残りのFIT期間や設備の劣化状況、土地の条件などを慎重に確認しなければ、想定外の修繕費が発生する可能性もあります。安定収益を得るには、信頼できる情報に基づく見極めが重要です。
太陽光発電投資で失敗する人と成功する人の違い
太陽光発電投資では、失敗して損をする人もいれば、成功して安定した収益を上げられる人もいます。ここでは、「どんな人が失敗するのか」「太陽光発電投資を成功させるポイント」「信頼できる業者を見極めるポイント」について、それぞれ分かりやすく解説します。
どんな人が失敗する?
太陽光発電投資で失敗する人の多くは、現地調査を十分に行わず、業者任せで契約してしまうケースが多いです。設置場所の日照条件や地盤の状態を確認しないまま進めると、想定した発電量が得られないことがあります。
また、悪質な業者と契約してしまうと、運用に支障がでて想定外の出費が発生したり、倒産を装い契約金を持ち逃げするような悪質な事例もあるので注意が必要です。
その他、表面利回りの数字だけを鵜呑みにすると、維持費や税金を差し引いた実際の利益との差が大きくなるため注意が必要です。
太陽光発電投資を成功させるポイント

太陽光発電投資を成功させるには、発電量が安定して見込める土地や発電所を選ぶことが大切です。日射条件や地形、周囲の遮蔽物などを確認し、年間を通して十分な日照が得られる環境を見極めましょう。
河川に近いところでは洪水による浸水の程度や、山あいに立地する場合は土砂災害の危険度等のハザードマップを確認することをお勧めします。また、自然災害や故障に備えて保険や補償制度を活用することで、予期せぬ損失をカバーすることができます。
具体的な数値が見えないと判断しにくいと感じる方は、発電実績が確認できる中古物件を選ぶとよいでしょう。安定した収益につなげることが可能です。
信頼できる業者を見極めるポイント
信頼できる業者を選ぶことは、太陽光発電投資を成功させるうえで欠かせません。施工実績が豊富で、利用者から高い評価を得ているかを確認しましょう。
電気工事士や建設業許可などの資格があるか、メーカーからの正式な認証を受けているかなども重要なポイントです。また、複数のメーカーを取り扱っている業者は提案の幅が広く、導入を検討している側も選択肢が広がります。
安易に契約せず、必ず複数社の見積もりや説明を比較し、対応の丁寧さや信頼性を判断することが大切です。
太陽光発電投資はやめたほうがいいと言われる理由
太陽光発電投資は、正しい知識を持って行えば安定的な利益をあげることができます。しかし、やめた方がよいと言われていることも事実です。
やめた方がよいと言われる理由を、「売電価格の低下」「メンテナンスやトラブルのリスク」「高い初期投資」「発電量の不安」の4つのポイントに絞って解説します。
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理由① 売電単価の低下
売電単価の下落は、太陽光発電投資における大きなリスクです。2012年度のFIT制度開始当初、産業用とされる10kW以上では1kWhあたり40円(税抜)という高単価が設定されていました。しかし2025年度には、50kW以上の入札で8.68円/kWh、10kW〜50kWでは8.9円/kWhまで下落しています。
残りのFIT期間が短い中古案件では、売電収入を過信すると投資回収が長期化するおそれがあります。将来の売電価格変動を考慮した利回り計算が欠かせません。
理由② メンテナンスやトラブルリスク
太陽光発電所の運用を安定させるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。雑草を放置しただけでも、発電効率の低下、設備損傷、近隣住民からの苦情などのリスクがあります。メンテナンスをしないことで、発電量が低下し、年間収益に大きな影響を与えることがあります。
中古の太陽光発電においては、購入前に設備の状態のチェックや、メンテナンスの記録を確認することが重要です。また、法令を守らなかった中古物件は、購入後に不具合が発生するリスクが高いため、事前にチェックしましょう。
理由③ 初期費用が高い
太陽光発電投資の最大のハードルは、初期費用の大きさです。土地の取得や設備の設置、電力会社への接続工事、各種申請費用を含めると、一般的に数千万円規模の資金が必要になります。
そのため、十分な自己資金がない場合は、融資やリースを活用するなど、資金計画を慎重に立てることが重要です。また、FIT価格が低下していることも、太陽光発電投資に二の足を踏む要因にもなっています。
一方で、すでに稼働実績があり、残りのFIT期間が長い中古案件を選ぶことで、初期コストを抑えながら早期に売電収益を得ることができます。
理由④ 発電量が不安
太陽光発電の発電量は、日射条件や気候、設備の状態など複数の要因によって左右されます。悪天候や長期間の曇天、猛暑日の影響により、発電量が落ちることがあります。
また、パネルやパワーコンディショナーなど設備の劣化が進むと、想定よりも発電量が落ちる可能性が否定できません。そのため、設置地域の日射量や年間を通じた気候条件を把握する必要があります。
中古物件を検討しているのなら、地域の日射量だけでなく、過去の発電データや設備の稼働実績を事前に確認することが安定運用への第一歩となるでしょう。
太陽光発電投資を始める前に知っておきたい準備と注意点
太陽光発電投資を成功させるためには、太陽光発電投資を始める前に知っておくべき準備と注意点があります。「契約前にチェックすべきポイント」「融資・ローンを利用する場合の注意点」「税金・減価償却などの制度面を理解しておく」の3点に絞ってまとめました。
契約前にチェックすべきポイント
太陽光発電投資では、契約前の確認が成功を左右します。太陽光発電設備の設置地域の日射量や気象条件を把握し、年間の発電ポテンシャルを正確に評価することが大切です。
また、中古物件ではFIT価格と残存年数を確認し、長期的に安定した収益が見込めるかを検討します。さらに、土地の所有権や設備の状態、保証内容、保守体制など、長期運用を前提とした契約条件を丁寧に確認し、将来のトラブルを防ぐ契約内容に整えることが重要です。
融資・ローンを利用する場合の注意点
太陽光発電投資で融資やローンを活用する場合は、返済計画を立てたうえで、無理のない資金運用を行うことが大切です。計画通りに発電や売電が行えなかった場合、返済が重荷となる可能性があります。また、変動金利型の場合は金利上昇によって返済額が増えるリスクもあります。
近年では、太陽光発電業者が提携する信販会社を通じたローンも増えており、条件次第では有利に利用できます。信販会社によってはパネルのメーカーに指定があったり、ハザードマップでリスクのある区域を融資の対象から除外していたりしますので、事前の情報収集が大切です。
投資金額が大きく融資金利は収支に大きく影響があるため、借り入れ先の選択も重要です。複数の条件を比較し、自分に合った融資方法を選ぶことが成功への近道です。
税金・減価償却などの制度面を理解しておく
太陽光発電投資は節税効果の高い投資で、導入することにより減価償却による経費計上や節税が可能です。太陽光発電設備は「事業用資産」として扱われ、法定耐用年数の17年という長期間にわたり経費計上することで、課税所得を減らすことができます。
また、時期や条件によっては、通常より多くの経費を計上できる特別償却や、初年度に全額を経費化できる即時償却などの税制優遇が適用される場合もあります。税制優遇制度には期限や適用要件があるため、導入前に専門家へ相談すると安心です。
これからの太陽光発電は安定収益+環境貢献の時代へ
これからの太陽光発電投資は、安定した収益を得ながら社会的意義を高める次世代の投資として注目されています。ここでは、「再エネ投資が広がる背景」「長期固定収益という魅力」「環境貢献と収益を両立するグリーン投資の可能性」という3つの視点から、太陽光発電の価値を見ていきます。
再エネ投資が広がる背景
再生可能エネルギー投資の拡大は、世界的な脱炭素化の流れと密接に関係しています。
日本でも政府が2030年度までに再エネ比率を36%〜38%へ引き上げる方針を掲げ、太陽光や風力への投資が加速しています。第7次エネルギー基本計画では、2040年度には再エネ比率を全体の4割〜5割程度まで高める新たな方針が追加されました。
また、国内のインフラファンド市場では再エネ関連資産の運用額が2022年時点で約1.9兆円〜2.5兆円へと拡大しています。安定収益と環境貢献を同時に実現できる新たな投資先として、注目度が一段と高まっている状況です。
長期固定収益という魅力
太陽光発電投資の大きな魅力は、電力会社との長期契約によって安定した収益が見込める点にあります。FIT制度のもとで、20年間固定価格での売電が保証されるため、長期的な資産運用を考える投資家に向いています。
設備の運用も比較的容易で、手間が少ない点からサラリーマン層や副業収入を求める個人投資家にも人気です。
また、株価の変動を受けにくいことや補助金制度が活用できるなど、投資としての特徴も魅力となっています。太陽光発電はリスクを抑えた安定した投資のひとつといえるでしょう。
環境貢献と収益を両立する「グリーン投資」の可能性
太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギー投資は、収益を得るだけでなく、環境への貢献という社会的意義も持っています。近年注目されているESG投資とは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の観点から企業や事業を評価する投資手法です。
太陽光発電はESG投資の代表的な投資対象であり、持続可能な社会づくりと安定収益の両立が可能です。今後もグリーン投資の重要性は高まり、成長分野として拡大が見込まれます。
まとめ:やってみて分かった、太陽光発電投資成功のコツと始め方
太陽光発電投資は、正しい知識と準備を行えば、長期的に安定した収益を得られる堅実な投資です。本記事では、実際の体験談をもとに、初期費用・利回り・回収期間・リスク対策など、成功のために押さえておくべきポイントを解説しました。
中でも、すでに稼働実績があり発電データを確認できる中古物件は、初心者にも始めやすい投資と言えるでしょう。
太陽光発電投資で安定した収益を得るためには信頼できる業者を選び、設備の状態や契約条件を慎重に確認することが大切です。太陽光発電の導入や運用に不安がある方は、専門知識と豊富な実績を持つグッド・エナジーへご相談ください。
グッド・エナジーは、太陽光発電の買取・販売・メンテナンスまで幅広く対応しており、導入後も安心して長期運用を続けられます。
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