太陽光発電投資で優良な物件の選び方は？重要なポイントを7つ解説 | 太陽光 | 再生可能エネルギー | 株式会社グッド・エナジー

太陽光発電投資は、約10～20年間と長期間に渡る投資方法です。時間をかけて考える必要があり、数多くの注意点とポイントが存在します。本記事では、「太陽光発電投資の物件の選び方」について、以下の項目について解説を進めます。

• 太陽光発電投資の物件を選ぶポイント
• 信頼できる施工業者の特徴
• 中古太陽光発電物件を選択する方法もある

太陽光投資を検討されている方は、投資する上で大切な情報や考え方が理解できる内容です。ぜひ最後までご覧ください。

太陽光発電の物件を選ぶ際のポイント7つ

太陽光発電の物件を検討する際に、優先して考慮する重要なチェックポイントを7つに分けてご紹介します。

日射量や地域の気象条件

日射量や、事業予定地域の気象条件を確認しましょう。太陽光発電所は、太陽からの光エネルギーを電力へと変換します。日射量は大切で、太陽光を受光できる量は、収益を左右する大きなポイントです。以下に、太陽光発電所に適した土地条件をまとめました。

• 日中の日射量（日射強度）が多い
• 夏場の気温が低い
• 水はけが良い
• 自然災害リスクが少ない

積雪・曇天が多い地域は注意が必要で、特に山岳地帯は気候が急に変動するリスクを持ち合わせています。所轄区役所などで、過去の災害データなども閲覧可能です。周辺住民などの聞き込みなども行い、事業予定地の気象条件を確認しましょう。

FIT価格と残存年数

太陽光発電所の魅力のひとつは、国による一定期間の固定価格での電力買取制度により、収益の見通しが立てやすい点です。

ただし、導入には多額の初期投資が伴うため、売電収入を通じて投資回収を図り、長期的な収益化を目指す必要があります。太陽光発電所の収益性は、以下の要素によって大きく左右されます。

• FIT取得価格（古い発電所ほど買取金額が高い）
• FIT残存年数

FIT固定価格が低くても、残存年数が残っていれば投資回収も可能です。中古物件の場合、「固定価格と残存年数」を、最初に確認をしましょう。

土地の所有権

太陽光発電所の投資方法は、大きく2つの種類があります。それぞれのメリットとデメリットをまとめました。

投資方法	土地のみ購入	土地付き太陽光
メリット	予算に応じた設備仕様を新設可能	発電実績が把握できる
デメリット	予算が嵩む	メンテナンス費用が嵩む

「土地のみ購入」した場合、別途設備費用が嵩みます。予算が限られている場合、設備グレードを下げるなどの対策も必要です。

一方「土地＋設備も一緒に購入」した場合、投資総額が把握できるので事業資金の面でも計画が立てやすいことがメリットです。発電実績は明確ですが、今後の発電量が保証されるわけではありませんので、ある程度のリスクを考慮して検討をすすめましょう。

メンテナンス（O&M）体制

太陽光発電所の運用では、定期的なメンテナンスが重要です。太陽光発電所では、以下のようにメンテナンス専門業者が分かれています。

工事種別	メンテナンス対象
太陽光パネル	製造元メーカー
重要機器（集電箱キュービクル・パワコン等）	製造元メーカー
雑草、雑作業	メンテナンス業者

注意が必要な点もあり、万が一トラブルが発生した場合は、まずは元請業者へご連絡ください。メンテナンス自体は、元請業者が行うのではなく必ず下請け業者が作業を行います。メンテナンス作業に、タイムラグが発生するので、確認を行いましょう。

設備の状態やメーカー保証の有無

太陽光発電を運営する際、メーカー保証や保険加入することがおすすめです。以下に、メーカー保証・保険に入るメリット・デメリットをまとめました。

メリット	デメリット
安心して長期運用可能	保険料が高くつく
トラブル時に出費が不要	保証されない範囲もある

保証加入は、安心ですが同時に費用がかさむことに繋がります。メーカーにより保証されない範囲もあるため、保証範囲の確認を進めましょう。以下に、太陽光発電所に関する保証・保険をまとめました。（一部抜粋）

保証・保険種類	保証内容
太陽光パネル出力保障	メーカーによる無償交換（条件あり）
システム保証	電気系統重要機器に対する保証
自然災害補償	自然災害に対する機器保障
火災保険	火災の際、適用される保証

利回りシミュレーション

太陽光発電所の利回りのシミュレーションを行いましょう。利回りにも「表面利回り・実質利回り」があり、違いを把握することが重要です。以下に、違いをまとめました。

種類	内容
表面利回り	管理維持費を含まない数値
実質利回り	管理維持費を含んだ数値（税金なども含まれる）

大きなポイントは「維持管理費を含むか、含まないか」になります。太陽光発電所は、長期での運用が必要な投資対象です。定期的なメンテナンスを行うことで、パフォーマンスが向上します。定期的な支出を見越すことも重要です。

防犯対策

太陽光発電所の防犯対策に注力しましょう。盗難件数は、2022年以降増加しており銅価格の高騰に伴い増加すると、関西電力公式HPより発表されています。

太陽光発電所は、受変電設備に近づくほどケーブルサイズは大きくなり、銅線重量も増加します。以下に、対策可能な防犯対策と対策注意点をまとめました。

対策	対策注意点
地中埋設配管へ変更する	掘削敷設費用が高くなる
銅線からアルミ線に変更する	総費用は安くなるが、耐久性が劣る
分電盤の鍵を特殊形状にする	鍵の仕様変更費用が高くなる
遠隔監視装置で監視カメラを設置する	遠隔監視装置の仕様変更費用が高くなる

どの方法も効果がありますが、それに伴い変更・工事費用が高くなります。上記の対策に合わせて「定期巡回回数を増やす」方法を合わせて、盗難防止対策している発電所も報告されています。

参考：【関西電力】太陽光発電設備の盗難の実態は？ケーブルが狙われる理由や対策方法を紹介

太陽光発電の物件を選定する際の注意点

太陽光発電所の売電価格は、年々減少傾向です。太陽光発電所は、全国的に普及しており投資対象として人気があります。一方、電力会社より「出力制限」を強いられる現状もあり、長期的な収益を確保するために対策を講じる必要があるポイントです。

出力制限とは、電力の需要側が少ない場合、供給側（太陽光発電所）の電力を電力会社により、売電を一時的に制限されることです。天気や自然災害などで収益が大きく左右する可能性がある、投資対象として理解した上で導入を検討しましょう。

信頼できる施工業者の特徴

太陽光発電所の建設業界は、近年参入が相次ぎ、FIT開始の2012年頃から入札競争が激化しています。
その中で、安心して任せられる業者を選ぶために押さえておきたい、信頼できる施工業者の3つの特徴をご紹介します。

過去の施工実績を確認する

過去の施工実績を確認しましょう。施工実績は、簡単に言い換えれば「工事件数＝信頼の証明」となります。運営者として、以下のポイントを確認していきましょう。

• 施工件数
• 工事種別・工事箇所
• 官庁物件の施工実績

太陽光発電所は、遊休地に始まり山岳地帯などでも施工が行われます。上記のポイントの「工事種別・工事箇所」は、異なる場面での施工実績を示すことです。この実績数が多いほど、エキスパート施工業者と呼べます。

ネットの口コミを確認する

工事依頼を予定されている、施工業者の口コミも確認していきましょう。
ポイントとして、同じ現場で作業を行った業者や、会社は異なっていても同業の関係者から情報を集めることは非常に重要です。

上記の情報は、同じ視点で見ての口コミ評価になり、より信頼性と確実性が高い情報になります。安易なネットでの口コミを鵜呑みにしないよう注意が必要です。

現在、数は減少しているものの、一部悪徳業者も存在します。他社見積りもを行い、適正価格の基準を持つことも重要です。

正直な提案をしてくれる

正直な提案をしてくれる業者を選ぶことが重要です。業者にとって正直な提案とは「お客様にとってメリットがある」という内容です。

太陽光発電は、長期投資であるのでデメリットも存在します。しかし、施工段階ですべてのデメリットを完全に把握することは難しいのが現実です。

だからこそ、長期的な運用を見据え、あらかじめ考えられるリスクや課題を正直に伝えた上で、適切な対策を提案してくれる業者を選びましょう。

グッド・エナジーが提供する中古太陽光発電

グッド・エナジーが提案する中古太陽光発電をご紹介していきます。

中古太陽光発電のメリット

中古太陽光発電は、以下の点でメリットがあります。

• 発電実績が把握できる
• 投資資金が把握できる
• 過去のトラブル・今後のトラブルが把握できる
• 投資資金が安価に抑えられる

新規で始める場合、土地と太陽光発電所の建設費用の他に、設計委託費なども必要です。個人で、太陽光発電所の設計は難しく専門業者に依頼をする必要があります。

中古太陽光発電の場合、上記のような段階は解決されており「稼働＝収益」に直結しやすいのが特徴です。事業資金に制限がある場合、発電実績が把握できる中古太陽光発電が向いています。

高利回りの物件

高利回り物件のご紹介が可能です。グッド・エナジーでは、「利回り10％以上」の物件を多数抱えており、1人で複数基所有される事業者もいます。

前項でも解説したとおり、中古物件は「過去の発電実績の把握」が可能です。全国展開も行っており、日射強度が強い都道府県など、過去のデータを元に物件選択をして頂けます。

アフターサポートの充実

アフターサポートも充実しています。グッド・エナジーでは、O＆M事業に注力しており「購入後の不安」を解消することが可能です。

物件契約後もアフターサポートを活用することが可能で、お客様より好評を頂いております。具体的なサポート内容を、以下にまとめました。

• 除草サービス
• 駆けつけサービス
• 機器点検
• モニタリングサービス

忙しい運営者に変わり、アフターサポートを徹底的にサポートさせて頂きます。

まとめ：太陽光発電投資で物件を選ぶ際のポイントを解説

本記事では、「太陽光発電投資の物件の選び方」についてご紹介しました。太陽光発電を始める際には、物件の事前調査（事業地や施工業者・周辺環境）にしっかりと時間をかけ調査することが重要です。

なぜなら、選ぶ事業地や施工業者によって、売電による収益に大きな差が生じる可能性があるからです。ご紹介した内容をもとに、ご自身の状況や目標に照らし合わせて、慎重に検討を進めていきましょう。

グッド・エナジーでは、中古太陽光発電所の販売を行っており、発電実績や過去のトラブル履歴などの情報も開示しています。事前にリスクを把握しておくことで、より安心して中長期的な投資が可能となります。ご不明点や少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。