太陽光発電の投資で後悔する事業者は多い?よくある事例や対処法を解説 | 太陽光 | 再生可能エネルギー | 株式会社グッド・エナジー

太陽光発電の投資で後悔する事業者は多い?よくある事例や対処法を解説

太陽光発電の投資で後悔する事業者は多い?よくある事例や対処法を解説

太陽光発電への投資は、安定した収益が魅力ですが、実際に始めてみると「こんなはずじゃなかった」と後悔する方も少なくありません。
導入コストや運用コスト、業者選び、近隣トラブルなど、事前に知っておくべき落とし穴が多く存在します。
本記事では、太陽光発電投資でよくある後悔の事例や失敗しないためのポイント、太陽光発電のメリットについて詳しく解説しました。
これから太陽光発電の投資を検討している方は、ぜひ最後までお読み頂き参考にしてください。

太陽光発電の投資で後悔する事例8つ

太陽光発電の投資では、導入費用や運用コスト、現地調査不足、保証内容の確認漏れ、業者選びの失敗、近隣トラブル、利益の誤算、メンテナンスの手間など、さまざまな後悔事例が見られます。

太陽光発電の投資で成功するためには、リスクを事前に把握し適切な対策を講じることが重要です。

以下、後悔する事例を8つ解説します。

①様々なコストがかかる

太陽光発電の運用には、様々なコストがかかります。

太陽光パネルや設備工事など太陽光発電設備の導入をするためのコストや、定期点検や修繕などの運用コストも、事前にしっかりと把握する必要があります。

太陽光発電運用にかかる導入コストと運用コストを、それぞれ解説します。

導入コスト

太陽光発電の導入コストには、太陽光パネルやパワーコンディショナー、架台、設置工事費、設計費、土地造成費、電力工事負担金など多岐にわたる項目があります。

経済産業省によれば、産業用太陽光発電の費用相場は、1kWあたり28.4万円となっています。

1kWあたりの導入コストは、25万円~を目安に考えておくとよいでしょう。

国(経済産業省・環境省など)や、自治体の補助金や助成金を活用すれば、自己負担額を大幅に抑えることも可能です。

運用コスト

太陽光発電は導入後も定期点検や修繕など運用コストがかかります。

運用コストを見落とした場合、資金計画が狂う恐れがあります。

たとえば、太陽光パネルやパワーコンディショナーの交換や修繕、設備周辺の草刈りなどにもコストが発生することを考えておかなくてはなりません。

また、太陽光発電は20年以上の長期運用が前提となるため、運用コストの見積もりは必ず設置を依頼する業者に相談し、事前に把握しておくことが重要です。

②節税するための申請を怠る

節税項目内容
経費計上経費計上法定耐用年数の17年間、設備の投資額は減価償却費として経費計上できるメンテナンス費用なども経費になる
先端設備導入計画認定を受ければ償却資産税が免除即時償却30%と税額控除10%(7%)自家消費型で法人のみ
消費税還付支払った消費税の一部が戻る全量売電型のみ利用可能(事業初年度分だけ)

これらの節税策を活用することで、初期投資の早期回収や税負担の大幅軽減が実現します。

③現地確認なしで契約をした

現地確認をせずに契約すると手間が省け楽に感じますが、太陽光発電では現地調査が不可欠です。

現地確認を行うことで、設置場所の日照条件や地盤の状態などを正確に把握できます。

設置場所周辺、特にパネルの南側に高くなる草木がないか、野生動物の生息の有無、近隣に民家がないかなど、トラブルの原因になる環境かどうかを確認できます。

また、施行後の物件は、配線や架台もチェックし、太陽光パネルの設置に不備がないかなども確認しましょう。

現地調査を怠ると、後から追加工事や予期せぬ費用が発生し、大きな後悔につながる可能性があるため、必ず現場を確認した上での契約が重要です。

④製品保証を詳しく確認していなかった

太陽光発電事業を行う際には、事前に保証内容や期間を確認しておくことが重要です。

太陽光発電のメーカー保証には、製品保証・出力保証があり、自然災害の多い日本では、別途自然災害に対応する保険を検討しましょう。

保証内容
製品保証(10年~15年)製品保証 太陽光パネル単体
周辺機器保証 パネル・パワコン・架台などシステム全体を保証
出力保証(20年以上)一定期間の出力を保証(最大出力の80%などメーカーによる)
自然災害補償地震や台風に備え火災保険か動産総合保険を検討する

保証内容や範囲はメーカーにより異なるため、事前に詳細を確認しないと、トラブル時に修理費用などで大きな負担を負うリスクがあります。

⑤業者選びで失敗した

太陽光発電で後悔するケースで、悪質な業者と契約してしまう事例があります。

悪質な業者は、見積もりの内訳を提示せず総額のみを記載する、訪問営業で即決を迫る、他社との比較を嫌がるデメリットを説明しないなどの特徴があります。

悪質な業者と契約すると、施工ミスやアフターフォローがないなど、太陽光発電の運用に支障がでる場合もあるでしょう。

また、最悪の場合は業者が倒産することを分かっていて契約を結び、契約金を払わせ行方をくらますケースもあります。

業者を選ぶ際には、十分に注意しましょう。

⑥近隣住民から苦情が入った

太陽光発電の工事の騒音や、太陽光発電事業そのものに反対の声が上がることがあります。

また、太陽光発電の設置後には、近隣住民から苦情が入ることがあります。

代表的なトラブルは、パネルの反射光で、室内に強い光が差し込み眩しさや暑さを引き起こすケースです。

また、雑草の繁茂による虫や動物の繁殖などの問題や、土地の越境問題が起こることもあります。

これらの問題は、専門知識のある業者なら避けられるので、業者選びは慎重に行いましょう。

⑦利益がシミュレーションと異なる

太陽光発電のシミュレーションで考慮する利回りには、表面利回り(表面的な収益率)と実質利回り(ランニングコストを考慮した収益率)の2種類があります。

太陽光発電の利益がシミュレーションと異なる主な要因は、利回りの種類や計算方法にあります。

表面利回りだけを鵜呑みにすると、実際の利益と大きな差が生じることも少なくありません。

実際には、定期点検や修繕、パワーコンディショナーの交換などのメンテナンス費用、保険料、税金など運用コストを含めた実質利回りで判断することが重要です。

⑧メンテナンスの手間がかかる

太陽光発電は設置後も定期的なメンテナンスが欠かせません。

太陽光パネルや配線の点検、パワーコンディショナーの交換、雑草の除去、清掃、発電量のモニタリングなど多岐にわたる作業が必要です。

特に、パワーコンディショナーは、20年間の固定価格買取期間中に1回は交換することを頭に入れておく必要があるでしょう。

メンテナンスを怠ると、発電効率が低下するだけでなく、パネルの汚れや雑草が原因で近隣住民からクレームを受けることもあります。

事業開始前にメンテナンス計画と予算を立てておくことが、安定した運用に繋がります。

太陽光発電の投資で失敗しないためのポイント

太陽光発電を後悔した人の情報に触れ、太陽光発電の投資を迷っている方もいると思います。

しかし、太陽光発電の投資は、「投資資金と回収期間の確認」と「複数の業者から相見積もりを取ること」で、失敗するリスクを大きく減らすことができます。

以下、この2点について詳しく解説します。

投資資金と回収期間を確認する

太陽光発電の投資では、事前に、初期費用や運用コストを正確に把握することが重要です。

太陽光発電投資にかかるランニングコストを考慮し現実的な費用を計算するには、実質利回り「(年間売電収入-年間支出)÷初期投資費用×100」を用いましょう。

先に、投資資金と回収期間を把握することで、予期せぬ導入コストの増額や高額な見積もりにも冷静に対処しやすくなります。

また、投資回収期間の目安も把握しておきましょう。

一般的に産業用太陽光発電の回収期間は10年〜12年程度とされますが、発電量や売電単価や運用コストによって変動します。

資金計画と回収期間を同時に確認することで、安定した運用につながります。

業者を選ぶ際は相見積もりを行う

太陽光発電の導入では、必ず相見積もりを行ないましょう

複数の業者から見積もりを取ることで、価格やサービス内容、保証の範囲などの違いを客観的に比較できます。

同じ設備でも工事費やオプション、アフターサービスの内容が異なるため、単に価格の安さだけでなく、総合的な費用対効果を見極めることが重要です。

優良企業を選ぶコツとしては、施工実績やサービス内容、口コミ・評判、見積書の内訳が明確かどうかなどをチェックしましょう。

また、工事費が抑えられるので自社施工できる業者を選ぶことが重要です。

万が一の場合も、すぐに対応してくれます。

実績数を確認する場合は、100件前後を目安にしましょう。

太陽光発電の投資を行うメリット

太陽光発電の投資を後悔するデメリット面をあげてきましたが、太陽光発電の投資を行うメリットも大きいです。

太陽光発電の投資メリットは3つに集約されます。

  • 売電収益を得られる
  • 投資コストの低下
  • 企業価値の向上

それぞれ解説します。

売電収益を得ることができる

太陽光発電は、FIT(固定価格買取制度)を活用することで、発電した電力を一定期間、固定価格で電力会社に売却でき、安定した売電収益を得られます。

産業用の場合、20年間にわたり決まった価格で売電できるため、長期的な収益計画を立てやすいのが特徴です。

また、後述する中古の太陽光発電物件では、過去の高いFIT単価が残っている場合、高単価で運用可能です。

FIT期間終了後は、自家消費に切り替える方法や、そのまま売電する方法もあります。

また、市場価格で引き続き売電する方法(FIP)も選択できます。

投資コストが低い傾向にある

太陽光発電は、不動産投資と比較して投資コストが低い傾向にあります。

産業用太陽光発電の場合、初期費用は1,000万円〜2,000万円台で済む場合が多いです。

一方、不動産投資は一棟アパートで7,000万円台、一棟マンションでは2億円弱という多額の資金が必要で頭金や諸費用もかかります。

また、不動産は空室や家賃滞納など入居者に依存するリスクが常に伴いますが、太陽光発電は発電設備の稼働が収益源となるため、人にかかわるトラブルリスクが低い点も特徴です。

企業価値が向上する

企業が太陽光発電を導入すると、CO2排出量削減や再生可能エネルギーの活用による環境貢献が評価され、企業価値の向上につながります

この企業価値向上は、消費者や取引先、投資家からの信頼獲得に役立つため、ESG投資の対象となり得る可能性が高く、資金調達力の強化も期待できるでしょう。

また、RE Actionなどの再生可能エネルギー利用推進イニシアチブに参加することで、社会的責任(CSR)やSDGsへの積極的な取り組みを対外的に示すことができます。

賢く太陽光発電を始めるなら中古物件が有力

今から太陽光発電を始める場合は、中古物件を取得することが賢い選択肢といえます。

新規案件はFIT(固定価格買取制度)の単価が年々下がり、全量売電も難しくなっていますが、中古物件なら過去の高いFIT単価が引き継げるためです。

また、中古物件はすでに発電実績や売電収入のデータがあるため、収益予測がしやすく、現地で設備や周辺環境を確認できる安心感もあります。

購入後すぐに売電を始められる点も大きな魅力です。

融資が認められやすいという利点もあります。

まとめ:太陽光発電の投資で後悔する事例を解説

本記事では、太陽光発電投資で後悔しがちな事例や失敗の原因、対策について解説しました。

実際の利益とシミュレーションとの差や、業者選び、現地調査不足、メンテナンスの手間など、事前の知識が不足すると失敗につながります。

太陽光発電投資で失敗しないためには、最低限の知識を身につけ、リスクやコストを正しく把握することが重要です。

今から始める場合は、中古物件の活用がおすすめです。

中古物件は高いFIT単価や売電実績が引き継がれるため、収益面でも有利なケースが多くなっています。

グッド・エナジーは、太陽光発電の買取や販売、メンテナンスも行っていますので、太陽光発電の導入でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

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